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江戸川区での爆発事故とアセチレンガス取り扱いについてのご注意
2025年5月27日、東京都江戸川区の工事現場で爆発事故が発生し、10名が負傷しました。爆風により周辺38棟の建物に被害が出ています。
現場は約40年前から駐車場として使用されていた土地で、基礎工事中に腐食したアセチレンガスボンベが地中から発見されました。掘削作業により破損し、漏れ出たガスが重機の火花により引火したと見られています。
アセチレンガスの特性と注意点
● アセチレンガスとは?
特性:
- 可燃性の無色透明なガスで、エーテル様の臭いがあります。
- 空気や酸素と混ざると爆発性混合ガスに。
- 発火エネルギーがあれば酸素なしでも分解爆発の恐れ。
主な用途:
- 溶接・溶断作業(建設、造船、自動車製造)
- ジュエリーや精密機器の加工
- 原子吸光分析(理化学分野)
安全な取り扱いのために
アセチレンガスを使用する際は以下にご注意ください。
- 必ず逆火防止器などの安全器を設置。
- 接続部の漏れを感知液で確認。
- 容器は立てて使用し、転倒防止。
- 火気厳禁・風通しの良い場所で作業。
- 直射日光を避け、容器は40℃以下を維持。
- 修理時にも安全器を忘れずに。
- 資格者による作業が必要(労働安全衛生法)。
- 40kg以上は消防署への届け出が必須。
容器の早期返却にご協力ください
東京都内では地中からアセチレンボンベが発見されるケースが年に数回あります。
使用後の容器を現場に放置したり、不法投棄する行為は高圧ガス保安法違反であり、大事故の原因になります。
- 使用後は速やかに販売業者へ返却を。
- 返却期限(6〜12ヶ月)を厳守。
- 腐食・劣化で破裂事故のリスク増大。
返却期限について、神奈川県は6ヵ月となっています。
各都道府県の返却期限はこちらからご確認いただけます。
不法投棄を見かけた際は、当社HP内「高圧ガス容器の不法投棄について」をご確認ください。